書店で立ち読みしたけれども、買うにまでいたらずにいる本を紹介。
ここで紹介すると、だいたいそのうち読んでいることが多い。
この作品はどういう展開になるのか。ともかくまずは紹介していきます。


Lincoln in the Bardo: A Novel
George Saunders
Random House
2017-02-14






Lincolnがリンカーンなのはわかったのですが、
"in the Bardo",ってどういう意味だろう?

Bardo・・辞書では「中有」「中陰」と意味。
うーむ、ますますわからんのお

そんなとき、
この本についてのあるレビューを読んで気づきました。

Bardo・・・そうか、バルドか!

「チベットの死者の書」
原題がチベット語で「バルド・トドゥル」というのですが、
それを思い出しました。

そこでさらに、
調べてみると仏教でいう「死と生まれ変わりの間」
という意味がわかりました。

つまり物語りは、
死んだ後に次のステージに進むまでの間のことを
書いている話。

英文で読むかぎり、書き方は独特です。
ところどころ、引用があります。

それって小説なの?と思われそうですが、
一応、小説。

海外サイトのレビューを読むと、
だいぶ風変わりな小説の部類に入るそうです。

こういう本のことと、
"Experimental literature"というそう。
直訳で「実験的文献」。ちょっとわかりにくいですね。。

wikiでかかれているのをざっと書くと、
「フィクションやポエムで、革新的(新しい試み)を技巧で強調した作品」
とのこと。

立ち読みしたときは、買おうか迷って
その時は買わなかった。

文体が独特で、後味を引くように。
だんだんと気になる作品になってきました。
これは、紙で読んでみたい気分です。

ちなみにこの作品は、2017年のブッカー賞を受賞。
ブッカー賞とは、イギリス文学賞のこと。
「世界8大文学賞」「世界的権威のある賞」といわれることも。
ブッカー賞とは、英語で「The Man Booker Prize」。
こういう豆知識があると、また面白みが増すような。

だいぶ前置きが長くなってしまいましたので、
本日の洋書の紹介は、これでひとまずおしまいにします。


Always Yours,
はづき/Hazuki

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